微細藻類(クロレラ、スピルリナ、アスタキサンチン、ユーグレナ、オーランチオキトリウム、テトラセルミス・チュイ、ナンノクロロプシス、ラビリンチュラ、ドナリエラ、コッコミクサ、パブロバ、ブルーグリーンアルジーなど)、海藻類(モズク、コンブ、ワカメ、アオサ海苔など)の流通量が拡大している。「植物性DHA・プロテイン」「プラントベース」「フェムケア」「免疫対策」を切り口に、サプリメントから一般食品まで、採用実績を積み上げている。米国では、「SEA MOSS(海草)」「SEA WEED(海藻)」カテゴリーのサプリメント、グミ、ジェルがトレンドに。日本市場への波及に期待がかかる。
米国で「SEA MOSS」ブーム “海藻ジェル”“海藻グミ”の流通広がる
米国では、スーパーモデルが美容スムージーを愛飲していることが火付け 役 と な り、2020年 以降、「SEA MOSS(海草)」「SEA WEED(海藻)」がブームに。先月、弊社が実施した「ナチュラルプロダクツエキスポウエスト2025(アナハイム)&米国市場調査ツアー」におけるロサンゼルス市内の小売店視察でも、サプリメント、グミ製品、飲料、ジェル(写真)など商品ジャンルが多様化、流通量が拡大している様子が伺えた。多くのジェル製品は、藻特有の風味をマスキングする工夫がなされている。欧米では、クロレラ、スピルリナ、アスタキサンチン、オーランチオキトリウムなどの微細藻類は、近年では、「植物性タンパク質」、「植物性DHA」「天然色素」などの点が高く評価され、機能性素材として市場形成に加えて、プラントベース素材としての利用も広がっている。今後も、海外における藻類由来素材の市場拡大が期待される。
続きは、本紙4月2日発行号(1809号)に掲載。定期購読のお申し込みはこちらから
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