滋養強壮や疲労回復素材として広く認知されているニンニク。豊富な食経験に加え、体感の高さからブームに左右されない伝統食材として定着している。ニンニク成分を抽出した健康食品は、活力や健康管理を謳った商品が販売されている。機能性研究では、睡眠障害改善、抗疲労をはじめ、動脈硬化に対する抑制効果、歯肉炎・歯周炎に対する作用、ヒト風邪症状に対する作用などが報告されている。ニンニクに含まれるS-アリスシステインの認知度向上を目的としたSAC研究会は昨年10月、最新の機能性研究を報告した。市場ではニンニク成分をより効率的に摂取できるサプリメントや飲料などの加工食品が流通。「機能性」「低臭化」「産地」などによる差別化提案が進んでいる。
「疲労感」などにアプローチ
ニンニクをエビデンスベースで訴求していく動きが活発化している。S-アリルシステイン(SAC)、アリイン、γ-グルタミル-S-アリルシステインを関与成分とした機能性表示食品は 3月21日現在、23品目
受理。「睡眠の質向上」「疲労感軽減」「精神的疲労軽減」「血圧」テーマの商品化が進んでいる。生鮮食品ではアリインを機能性関与成分とした『ロケット発芽にんにく』が受理されている。受理数の最も多い関与成分はS-アリルシステイン。機能性研究では、「脳疲労軽減」をテーマとした取り組みが進んでいる。備前化成は独自製法でS-アリルシステイン(SAC)の高含有化を実現した『発酵SACエキス末』を供給、「疲れにくい状態=グッドコンディションが維持」できる“エビデンスベースの新しい疲労対策成分としてのアピールを進めている。
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