国内流通量1,000t強に
間節対応素材として最も大きな市場規模を誇る「グルコサミン」。高齢者を中心に高い支持を受け、市場は右肩成長を続ける。
カニ・エビ由来に加え、近年は微生物由来のグルコサミン原料も台頭。国内流通量は1,000tを突破した。
ロコモ需要も見込まれるなか、新工場の建設など、増産体制を構築する動きもある。
また、業界サイドでは早くより研究会を立ち上げ、グルコサミンの機能における研究成果を積極的に発信。
関節や骨関連のみならず、皮膚(肌)、循環器系における機能が見出され、新たなマーケット開拓も着実に進む。
さらに原料サプライヤー8社からなる「日本グルコサミン工業会」も先頃発足した。
業界全体で連携を図り、健全な市場形成を進めるグルコサミン市場に今のところ、大きな不安要素は見当たらない。