市場規模500億円、原料輸入量700tを突破
500億円強の一大市場を形成し、抜群の知名度を誇るローヤルゼリー(RJ)。2005年のRJ原料輸入量は累計で前年比13.5%増の732tとなり、ついに700tの大台を超えた。健食市場ではCoQ10、α-リポ酸に続く大型ヒット商品の不在が続く中、RJは抗生物質問題の影響もほとんどなく、新製品の相次ぐ上市や通販ルートを中心した売上増などにより、市場全体でも同7%増の500億円に拡大した。機能性研究では骨粗しょう症への予防効果や、血清脂質代謝改善、肌水分量の改善作用、抗コレステロール作用などが報告されており、更年期や抗加齢、生活習慣病予防などに対応したRJへの注目度はますます高まっている。さらに、日本初のRJトクホが9~10月にも許可される見通しとなり、成熟化しつつあるRJ市場を再活性化させる起爆剤として注目が集まっている。