需要拡大視野に、大手各社が供給を本格化
安定市場が続いたオメガ3系脂肪酸(DHA・EPA・DPA等)だが、消費者ニーズの拡大が期待できそうだ。
日本におけるヒト試験でも、胎児・子供の脳の発達、血中脂質改善、認知症予防などの機能性が確認され、胎児から高齢者まで、幅広いニーズが喚起されそうだ。
オメガ3原料サプライヤーの趨勢にも大きな変化が。日本水産は全世界のオメガ3市場を見据えた原料供給体制を調え、満を持して攻勢をかけ始めた。
今後は日本水産を中心に、各社の市場開拓の動きが活発化しそうだ。
末端市場では、1日目安量でDHA・EPAを500mg~1,000mg摂れる高付加価値商品、および高機能が売りのDPAなどがユーザーから高い支持を得始めた。