「食品機能性研究センター」「食品機能性評価支援センター」、10日設立
農水省と農水省系独立行政法人が、食品の機能性研究支援に本腰を入れる。「食品機能性研究センター」((独)農業・食品産業技術総合研究機構、以下、農研機構)と、「食品機能性評価支援センター」(農林水産省)の開所式が10日、茨城県つくば市で開催された。同時に記念講演会も行われ、日本大学教授の上野川修一氏が「機能性食品の開発と、機能性食料の育成を進行すべき」と提言した。両センターは、農産物を中心とした食品素材の機能性・安全性両面からの技術開発や研究の推進を目指すが、健食業界側からは、トクホ開発支援組織としての役割を期待する声も高まっている。