プレバイオ、デトックスで便通改善の新提案
生活や生活習慣を原因とする慢性型の便秘に悩む人の割合が、近年急速に増えている。特に女性は「2人に1人は便秘」ともいわれている。便秘を放置しておくと、吹き出物や肌荒れ、頭痛、イライラ、食欲不振、胸やけ・むくみなど、美容・健康面でさまざまな悪影響を及ぼすと考えられている。市場ではトクホ素材の食物繊維やオリゴ糖がプレバイオティクスの観点から再評価、需要も増加傾向をみせ始めている。食物繊維は「日本人の食事摂取基準(2005年版)」に摂取目安量と目標量が設定されたことで不足に対する関心も高い。オリゴ糖は機能性を持った砂糖代替素材として健康食品だけでなく、一般食品での利用も進んでいる。両素材ともエビデンスが豊富なだけに市場での信頼度は高い。一方で、体感性で売れているセンナ茎やキダチアロエなどハーブ系素材の需要も底堅く、健康食品、健康茶の定番素材として市場を築いている。