品質・安全性・有用性を知る選択手段に
健康食品の制度化が一向に進まず、トクホ制度も運用から20年が経ち、制度疲労を起こす中、業界の自主的な取り組みとして運用されている「認証マーク」や「公正マーク」の役割と価値を再評価する機運が高まっている。
市場の健全化やリスクマネジメントを進める観点からも有効活用が望まれている。
(財)日本健康・栄養食品協会では「JHFAマーク」の改革を重要テーマに掲げるとともに、健康食品のGMPや安全性自主点検認証の普及活動にも注力する。
(社)全国ローヤルゼリー公正取引協議会の「公正マーク」は健康食品に品質規格基準を導入した日本の先駆けで、不当表示に対するチェックも厳格に行うなど、RJ市場の健全化に貢献している。
健康食品の品質、安全性、有用性を担保する「認証マーク」「公正マーク」の現状と今後の方向性を検証する。