猛暑と震災支援で再評価
日本人各世代で摂取不足が指摘され続けているミネラルだが、同素材を配合したサプリメントや食品が災害や猛暑をきっかけに見直されている。
3月11日に発生した東日本大震災の被災地では、ミネラル配合のサプリメントや流動食が支援物資として活躍。栄養状態が良好とはいえない被災者の健康維持の一助になった。
用途別の市場動向をみると、サプリメントは堅調に推移。飲料関連は昨年、記録的な猛暑が続いたことでスポーツ系が伸長した。
ミネラル素材の用途拡大という点では今後、流動食への採用が進むと考えられる。
一方、機能性に関しては、抗メタボや便通改善、ダイエット、美容、デトックスといった生理活性が解明されはじめた。