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クロレラにチャンス到来か

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 ある栄養関係の専門家に2枚の資料を送った。1枚は「避難生活、血栓に注意、脳梗塞リスク『6倍』」(東京新聞8月10日付け)という夕刊のトップ面記事であり、もう一枚は『日本人対象の大規模研究、葉酸・ビタミンB6動脈硬化を予防』(健康産業速報7・15日付け)の記事である。

 震災支援の時にビタミンやミネラルは多くの企業の協力で、被災地への提供が進んだが、クロレラなどのサプリメントは国内に限らず、台湾のメーカーからも支援の申し出があったが、説明が難しいということで、躊躇された。実際、多くの栄養士が現地に投入され、さまざまな健康調査の元で、支援物資の提供も行われてきたのであるが。


 しかし、クロレラの成分分析表を見てみると、実にビタミンB6も葉酸もある。ビタミンDやE、ナイアシンやルテインなども入っている。亜鉛などのミネラルも多数含まれている。これらの含有量が効果を発現するのに有意な量であるかどうか、今専門家にお願いしているが、見る限り、ビタミン、ミネラルの塊である。良質のタンパクを含み、ベーシックなビタミン、ミネラルで構成されるクロレラこそ、サプリメントの主役といってもおかしくないのだが、不幸にして疾病リスク対応型の販売方法で普及されてきたことが、こうした魅力を隠してしまった。当時はそうした販売方法が理解されやすかったのであろうが。
 昨今の団塊世代は、昔とは異なり、年齢も戸籍年齢にとらわれず、若々しく、アクティブな人が多い。購買行動も、科学的でエビデンスに裏付けられたものを求めている。そして何よりも、被災地で栄養バランスが悪い時に、クロレラは普通のマルチビタミンとは異なる、総合的な威力を発してくれるのではないかとの期待もある。 
 栄養士の先生や上記の研究者にもお話を伺い、ご意見を求めたいが、クロレラに限らず、スピルリナなどの藻類や青汁なども注目したいところだ。クロレラは栄養機能食品と称してもいいような気がするが・・。

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