メタボ、美肌の新たな着眼点、「慢性炎症」対策を急げ
生活習慣病や老化の原因に慢性的な炎症が深く関わっていることが近年の研究で分かってきた。
慢性炎症は、外傷などで発症する急性炎症と異なり、内蔵で発生し、炎症が長期にわたってくすぶり続けて各臓器の機能障害を招く。
これが疾病の発症、進行、さらには老化にも繋がるという。この慢性炎症は自覚症状がないまま、疾病の重症化を招くことからサイレントキラーとも呼ばれている。
米国のサプリメント市場では、既に慢性炎症に着目したアンチエイジングや肥満対策の商品が数多く上市されている。
国内では大震災以降、「自分の体は自分で守る」というセルフ・ディフェンスの考え方が浸透してきており、今後慢性炎症に対する意識が高まるとの予測もある。