次世代型素材「β-グルカン」、原料各社供給量増加
食物繊維の一種「β-グルカン」。受容体の発見など、基礎研究の進展でメカニズム解明が進み、機能性が“科学的に”明らかとなってきた。
今、世界では飛躍的にβ-グルカンの研究速度が上がっており、免疫賦活作用やコレステロール低下作用など、学問的に機能性を確実視できる論文が揃ってきている。
国内市場を見ると、原料各社の取扱量は順調に右肩上がりで推移。サプリメントや一般食品での幅広い商品開発も進んできた。
今の課題はβ-グルカンの統一的な測定法の確立と、業界や一般への認知拡大。
測定法の統一は、由来や構造の違いから難題となっているが、β-グルカン協議会などを中心にこれらの課題への取り組みも進んでいる。