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ダイエット&ビューティーフェア、東京ビッグサイトで開幕

溝畑・観光庁長官が記念講演
「健康、美容分野は、アジアの観光誘致の切り札」と激励

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 26日開幕した「ダイエット&ビューティーフェア2011」(東京ビッグサイト)で、溝畑宏・観光庁長官が講演し、話題となっている。溝畑長官の講演時間は急遽繰り上がって、朝一番となったが、ビジネス関係者などが多数駆けつけた。講演で溝畑長官は「健康、美容、スパ関連ビジネスは観光誘致の切り札だ。自信を持って仕事を進め、世界一を目指してほしい」と励まし、受講者も満足げ。

 国土交通省の外局として発足した観光庁の長官として登壇、「観光と美と健康で日本を元気に」と題して1時間に亘り講演した。同氏は、先ず観光庁について、発足したのは平成20年で各国に遅れた。観光産業はこれまで人口の増加もあり、国内需要の増加への依存で賄えたが、人口の減少が見込まれるなか、観光振興はこれからの日本の成長産業として重要な課題であると説明した。成長戦略会議でも「環境・エネルギー大国、健康大国、観光立国など7分野が示されている」とした上で、観光分野では、スポーツや音楽、映画、医療ツーリズムなどを開拓、訪日外国人を3000万人に拡大する取り組みを進めていくとした。こうしたなかで、アジア・太平洋地域からの観光客数の伸びが期待されるが、アジアの人々の関心は、「健康的な食事、温泉、ショッピングがベスト3である」とし、「皆さんが取り組んでおられるスパやエステ、健康産業が観光誘致の切り札になる。世界一を目指して取り組んで欲しい」とし、激励した。

 同長官は、東日本大震災で、落ち込んだが、国際会議など、日本の安全をアピールし、どんどん開催してもらい、日本中が元気になることが大切だとし、神戸コレクションの話やLady Gagaなどの著名人の協力を得てビジットジャパンをアピールしてきた体験も紹介し、聴講者の喝采を浴びていた。


 「ダイエット&ビューティーフェア2011」は、28日水曜まで、東京ビッグサイトで開催中。スパ、エステ、サプリメントなど健康と美容の商品やサービスが一堂に集まっており、国内外の著名なトレーナー、インストラクターの講演やリゾート施設の経営者などによるパネルディスカッションなど盛り沢山の企画で、3日間通い詰めの関係者も少なくない。

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