「海外進出」「リスク分散」で脚光
日本大震災以降、福島原発問題や関東・東海地震への対策が浮上する中、九州地域に健康食品の製造を分散させる動きが広がっている。
九州は上空に強い偏西風が吹くことから、他地域に比べて放射線の汚染リスクが低いとされる。
豊富で清浄な地下水を利用できる地域が多く、寒冷地に比べ光熱費も安いなどの立地条件を生かし、小ロット、高品質、低コスト対応を得意とする企業が目立つ。
今後、成長する国内市場やアジア市場に向けた製造拠点としての発展が期待される「九州の受託製造企業」に焦点を当てる。