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特集 乳酸菌・乳酸菌生産物質

新たな訴求“心の健康維持”にも注目
 生菌、死菌とも、乳酸菌の市場は堅調に推移している。
 ヨーグルトを中心とするプロバイオティクス市場では機能性を前面に出した製品で積極的にPRが進められ、堅調な売り上げを記録。
 一方、各乳業メーカーに加え、キリン、ヤクルト本社等による乳酸菌の機能性研究も引き続き活発に行われている。
 死菌の機能性を訴求するバイオジェニクス市場では、亀田製菓や日ハム、明治なども乗り出しており、市場は活況を呈する。
 これらの背景には、インフルエンザウイルス・多剤耐性菌・アレルギー等への危機感の高まり、さらにはストレスで低下した免疫を賦活する乳酸菌関連製品への期待がある。


 健食等を中心に提案する乳酸菌の素材サプライヤー各社も、国内および海外からの新規受注が増え供給動向は軒並み堅調。
 機能性研究では、これまでの腸内環境改善による整腸、免疫賦活はもちろん、うつなどの精神疾患への対応も示唆され始めた。

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