米国マッシュルーム・ウィズダム社CEOマイク・シロタ氏は、今月開催された食品開発展2011で、マイタケD-フラクションにBAK-1などの抗がん遺伝子の活性を促進し、乳がん細胞のアポトーシスを誘導する作用があることを発表した。
BAK-1遺伝子の発現により、ミトコンドリアから伝達中間体シトクロームC が放出され、タンパク質分解酵素のカスパーゼを活性化させてアポトーシスを起こすとした。
同研究は、アルゼンチン国立中央技術研究所により、MCF7と呼ばれるヒト乳がん細胞にD-フラクションを添加したところ24時間以内にがん細胞の98%が死滅することが明らかにされた。