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特集 植物ステロール

コレステロール値低下機能の代表格、新たな需要喚起へ始動
 野菜、大豆、米などに多く含まれる天然成分、植物性ステロール(以下、植物ステロール)。その機能性は日本よりも欧米でいち早く着目される。
 95年に、フィンランドで開発された植物ステロール配合のマーガリン『ベネコール』は、血清コレステロール値を調節する作用が期待されるマーガリンとして注目された。
 米国では、米国FDAが植物ステロールの「冠状動脈疾患にかかるリスク軽減」の健康強調表示を認め、飲料やヨーグルト、スプレッド、シリアルなどに広く配合されている。


 日本でも植物ステロール配合の食用油やマーガリン、マヨネーズなどが特定保健用食品として上市されたが、2年前の「エコナ」シリーズの販売中止や不況による買い控えなどから、伸び悩みを見せている。

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