臨床検査機器や体外診断用医薬品などをてがけるアークレイ㈱(京都市中京区)は、尿中水銀の簡易測定法についての研究内容を、先月8日よりラスベガスで開催された米国アンチエイジング医学会で発表した。
体内の有害金属を排出する治療において、大幅な検査期間の短縮が期待できる研究結果に、会場につめかけた医師など約200名から関心を集めた。
アンチエイジング医療では、体内から有害金属を排出する治療としてデトックスが行われているが、これまでの検査では、尿の採取後、専門の検査機関に尿を送って測定する必要があり、結果が出るまでに1週間ほどの期間を要していた。