売上12%増の270億円、過去最高の企業も
酵素・酵母食品は美容、ダイエット、食生活改善などの訴求で普及が進み、市場規模は前年比12%増の約270億円(小売ベース)となったことが本紙の調査で明らかとなった。
主力販路である薬局・薬店の販売が好調に推移し、通販やエステルートでの売り上げも拡大した。
購買層は50~70代の中高年層に加え、断食健康法といわれる「ファスティング」用途で潜在需要を取り込むことに成功。20~40代の利用者が増加している。
震災の影響で伸び悩みとなる素材が多い中、前年の8%増を上回る2ケタの伸びとなり、伝統素材としての存在感を示した。
主要OEMメーカー各社も需要増に対応し、新工場の建設や設備の増設など設備投資意欲は旺盛だ。
海外市場はアジアを中心に需要が高まっており、中国、台湾、韓国のほか、東南アジアで拡販を進める動きも加速している。