食品機能研究に関する会議と、健康素材、機能性素材など話題の食品素材が結集する「食品開発展2012」が10月3日、東京ビッグサイトで開幕する。内外の主力企業540社が顔を揃え、全体では830小間と昨年から大幅な増加に。新規の顔ぶれでは、明治、ルスロジャパン、物産フードサイエンス、池田薬草、大洋香料、合同酒精などが加わった。
同展は、米国のIFTやサプライサイド、欧州のHIEなどと共に、食品機能と安全にフォーカスした世界有数の展示会で、アジア地区では最大の展示会だ。「食品開発展2012」は、東京ビッグサイト西1-2、アトリウムを使用し、食品や健康志向食品、サプリメント開発のための素材・原料、世界的に注目される話題の機能性素材などが集まるHiゾーンと、高まる安全対策に適応する検査・分析、製造機械、容器、包装までの最新技術を集めたS-tecの二つのゾーンで構成される。
一方、国内・海外,産業界の最新情報を一堂に集めた会議も圧巻で、会議棟や、会場内、会場上の会議室などを使用、企業の最新情報がキャッチできる企業プレゼンテーションセミナーは380講座で、連日参加する来場者も。食品の製造・開発に関わる担当者を中心に、流通や加工関係など幅広く、多くの食品専門家が全国、アジア各地から集まる。
市場の拡大に伴い、国際化にも重点的に取り組んでおり、海外市場参入セミナーや、海外企業のプレゼンテーションなども予定されている。全セミナー会場図をまとめた小冊子は会場入口で受け取れるが、ウェブサイトからも確認出来る。事務局では「終了後に聞き逃したセミナーなどの問い合わせが多いので、早めにセミナーの受講や訪問企業などを決め、十分な余裕をもって参加して欲しい」と呼びかけている。
食品開発展は、来年から欧州チームも参加する他、インドネシアやトルコなどで次々誕生する食品素材の展示会FIとの連携も強まり、国内にいながら世界とのネットワークづくりが可能になる。会期は3日から5日の3日間、東京ビッグサイトで開かれる。入場料は3000円、メーカーから送付される招待状か、事前登録でも入場できる。詳しくはウェブサイトhttp://www.hijapan.info/。