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【特集】 有機ゲルマニウム(1171号)

“温浴ブーム”で市場拡大へ
ここ数年、ゲルマニウム温浴の一大ブームで一気に認知度が上がった有機ゲルマニウム。もともと新薬の開発を目的に研究されていたことから、抗腫瘍、抗炎症などのバックデータが豊富で、体感性の高い素材として注目されていた。しかし過去に食品としては有害な無機ゲルマニウムを溶かした健康飲料水による中毒症状や死亡例が報告。厚生省(現厚生労働省)から行政指導を受けたことによるネガティブイメージにより、クローズドな販売展開が続いていたが、ゲルマニウム温浴が登場し、代謝促進や美容作用を持つ温浴法として若年層のニーズを獲得。さらに化粧品原料としても利用されており、市場は拡大基調にある。今後は代替医療食品としての提案など、安全・安心な素材としてアピールし、市場確立を図りたいところだ。

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