美容・抗加齢が二大訴求点、利益率減少、二極化が鮮明に
2012年の健康食品受託市場は、東日本大震災が各方面に及ぼした混乱からは脱却したものの、企業間格差・二極化が一層鮮明に―― 。
本紙編集部が受託加工・製造企業200社(有効回答68社)を対象に実施した調査によると、売り上げが増加した企業は全体の58%となり、昨年調査との比較で3ポイント下落。
売り上げが2ケタの伸びを示した企業は22%と、前年比で9ポイント増加する一方、前年割れとなった企業は20%と2ポイント悪化した。
増収企業の多くは新規顧客開拓や、高付加価値商品提案へのシフト、独自開発素材の提案強化などに注力。
昨年以上の設備投資も実施されるなど、受託企業の積極的な取り組み姿勢がうかがえる結果となった。