統合医療

社福協・健康食品フォーラム開催、「医療従事者に生活指導料を」(鈴木氏)

 一般財団法人医療経営研究・社会保険福祉協会は先月7日、「第28回健康食品フォーラム」を開催した。
 低調な「統合医療の在り方に関する検討会」を尻目に、産業界からは、「医療従事者に生活指導料を」との声も挙がった。


 講演「臨床現場における健康食品の応用」に登壇した、日本補完代替医療学会理事長の鈴木信孝氏は、医療現場における未病概念の必要性を強調。
 腹痛を訴える女性の原因がトウガラシの食べ過ぎであった例や、鼻血が止まらない高齢者男性の原因が、4 G(ショウガ、ニンニク、人参、イチョウ葉)サプリメント摂取であった例などに触れ、「医療費を使い、さまざまな検査を経た結果が、実は全て生活習慣の指導で解決できた。医師に知恵があれば」と語った。
 また、国内における補完代替医療の42%をサプリメントが占める点や、厚労省がん研究助成金「我が国におけるがんの代替療法に関する研究」(全国56施設、がん患者3,095人)では、代替医療の利用率45%中、健康食品が89%を占める点などを紹介した。

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