有力企業約520社が出展
きょう17時までビッグサイトで
国内最大級の健康産業展示会「健康博覧会2013」(主催・UBMメディア)が13日に東京ビッグサイトで開幕した。国内外の有力企業約520社が出展、初日の来場者は約1.3万人。NHKや民放各局が連日取材に訪れている。
31回目となる今回の健康博覧会は、「健康食品・サプリメント展」「健康機器展」「フィットネス&スポーツ展」など7つの専門展示会で構成。初日、2日目と多数のバイヤーが訪れ、販売先を探す出展企業からは早くも「小売りやサロン系店舗との取引案件を得られた」といった声が寄せられている。「中国大手カード会社や、シンガポールの企業から商談の話があった」など、海外からのバイヤーとの商談も目立っている。健康食品市場への新規参入を考えている異業種メーカーも多数会場を訪れている。
出展品目は、水素水、植物発酵エキス、レスベラトロール、プラセンタ、クリルなど話題の素材が勢ぞろい。市場規模が800億円を突破した青汁の提案も目立っている。キノコ系素材やローヤルゼリー、プロポリスといった伝統系素材をブラッシュアップして展示する企業も多い。このほか、島根県や和歌山県、沖縄県など、地方発の機能性素材も注目を集めている。
セミナーも盛況で、初日の「肌と髪を輝かせる魅惑の炭酸パワー」(国際医療福祉大学大学院教授・前田眞治氏)は開始前からほぼ満席に。満尾クリニック院長で日本キレーション治療普及協会代表の満尾正氏による「体内から若返るエイジングケア サプリメントの活かし方」は女性の聴講者が目立った。富士フイルム・植田文教氏の講演には約200人が殺到。同氏は写真で培った技術のサプリメントへの展開について話し、聴講者の関心を集めた。
「健康博覧会2013」はきょう15日が最終日。10時~17時まで、東京ビッグサイトで開催される。きょうも理化学研究所・辨野義己氏による腸内環境に関する講演のほか、健康食品通販の成功事例、今年の健康食品市場の展望など、興味深いセミナーが相次いで行われる。