品質安定化で規格基準設定
美容サプリメントに対するニーズの高まりを受け、プラセンタ市場が拡大を続けている。
昨年は20%以上で伸長したが、今年も勢いは止まらず、2ケタ成長は間違いないという見方が一般的だ。
こうした中、(公財)日本健康・栄養食品協会では新たにプラセンタサプリの規格基準を設定。規格基準の策定は、粗悪品が排除され、一定の品質を維持した製品が流通することで市場拡大につながるという観点からも大きな意義がある。
プラセンタサプリ市場が過熱するにつれ、最終製品メーカーはさらなる差別化を求め始めた。
素材の由来による差別化から抽出技術や発酵をはじめとした新たな加工技術、エビデンス拡充など次の段階に突入している。
エビデンスに関しては現状では美容をテーマとしたものが多いが、プラセンタのポテンシャルから考える新たな切り口の機能を訴求する企業が増えると思われる。