有望素材が続々、国内外で脚光
沖縄ブームから約10年、沖縄健食産業市場はピーク時の半分まで落ち込んだ。
一方、この3年、「健康食品GMP」「健康食品の安全性自主点検認証登録」取得など各社、安全性・品質力のレベルアップを図り、本土企業と戦える環境を整えた。
同時に、地域ブランドの育成、6次産業化の構築など、亜熱帯に位置する沖縄の強みを生かした活動が進み、市場は回復軌道に入った。
素材ではウコンが市場を牽引するほか、フコイダン、ボタンボウフウ(長命草)、クワンソウが体感性に加え、エビデンスデータの拡充が実を結び、活躍の場を広げている。
さらに、那覇空港の物流ハブ化を背景に、アジアの拠点として沖縄の存在が高まっており、海外市場の開拓にも拍車が掛かっている。