化粧品+サプリメントの提案拡大、市場形成に拍車
「内外美容」という概念が消費者に着実に浸透し、化粧品と美容サプリメントを併せて提案する動きが本格化し始めている。
大手化粧品メーカーでは、資生堂やカネボウ化粧品、ポーラ化粧品などが“インナーコスメ”の名称で各種サプリメントを投入。
一方、ファンケルやDHC等の健食メーカーも美容サプリと連動する化粧品などを積極的に提案し始めた。
このほか再春館製薬所、ロート製薬、サントリーウエルネス、富士フイルム、最近では訪販大手のヤクルトが美容商品を市場投入するなど、内外美容市場の本格形成が始まっている。
こうした動きを機に、同じ素材がサプリメントと化粧品の両方に導入されるケースのほか、原料サプライヤーによる新たな美肌素材の提案も活発化している。