アスタキサンチン、ルテイン、市場牽引
「カロテノイド」は、黄色や橙色、赤色などを示す脂溶性の天然色素。
その数は自然界に700種類以上存在するとされている。
このうち、健康食品素材や着色用途の食品添加物として用いられるカロテノイドは10種類程度。
市場のけん引役は米国で大ブレイクが続くヘマトコッカス藻由来のアスタキサンチン、米国国立健康研究所(NIH)の研究成果発表で注目が高まるマリーゴールド由来のルテインなどがある。
このほか、トマト由来のリコピン、ニンジンやパーム由来のβ-カロテンおよびα-カロテンなどがよく知られている。
最近では、パプリカなどに含まれるゼアキサンチンやクチナシの果実などに含まれるクロセチン、海藻由来のフコキサンチン、温州みかん由来のβ-クリプトキサンチンなどの新たなカロテノイドも注目されている。