メディケアフーズ

メディケアフーズ展2014 主力企業が一堂に

国内唯一の介護・高齢者食専門展示会 規模倍増へ
 来年で6 回目を迎える“介護・高齢者食と治療食の専門展示会”「メディケアフーズ展2014(2014年2 月19~20日開催)」の1 次締め切りが先月で終了。中間報告では、昨年対比で出展者数が倍増する勢いとなっている。すでに7月から2 次募集がスタートしており、新規参入企業からの問合せも続いている。
 メディケアフーズ展は、介護・高齢者食に特化した国内唯一の専門展示会。管理栄養士や病院関係者をはじめ、施設・流通関係者が最新の介護食事情の情報を求め来場。会期2 日間で1 万人を超える来場者で賑わう。
 会期中にはテレビ取材が連日行われ、同日夕刻のニュース番組で放送されると、翌日には展示会事務局に多くの問合せが殺到するなど、注目度の高い展示会に成長している。
 来年の開催では、主力企業が一堂に会する。マルハニチロ食品、キッセイ薬品工業をはじめ、日本水産、キッコーマン食品、ハナマルキ、フジッコ、ヒガシマル醤油、理研ビタミンなどがすでに出展を決定しているほか、ユニバーサルデザインフードを提唱する日本介護食品協議会も初出展する。
 また、毎年恒例のセミナーでは、金谷節子氏(浜松大学健康プロデュース学部健康栄養学科教授管理栄養士)、中村育子氏(福岡クリニック管理栄養士)、菊谷武氏(日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック院長)のセミナーをはじめ、すぐに役立つ実践型セミナーのほか、実際に試食を行える試食セミナーなど盛りだくさんの企画を用意している。さらに、在宅市場拡大に向けたテーマとして、流通関係者によるセミナーの実施も予定している。


 現在、1,000億円規模の介護食市場。農水省の試算では2 兆円を超える潜在市場とも言われ、急成長が期待されていることから、業界からの視線も熱い。
 今年に入り農水省では、「これからの介護食品をめぐる論点整理の会」を実施。メーカーや流通関係者、管理栄養士や訪問介護スタッフなどからヒアリングを実施し、現状の介護食品市場における情報収集をはじめた。会合では、現在の課題である「在宅市場の拡大」に向けた取り組みについても言及されており、今後の動向に注目が集まる。

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