食品安全委員会7月29日の会合で、カプセル・錠剤食品の製造用途に使用される添加物「ポリビニルピロリドン(PVP)」について、適切に使用される場合「安全性に懸念はない」と評価した。
厚生労働省からの依頼を受けて評価を実施。
PVPは、米国ではビタミン・ミネラル製品の安定剤等として、EUでは健康食品の錠剤の被膜剤等として利用されている。
日本でも医薬品や化粧品分野で用いられている。
食品安全委の添加物専門調査会は、「添加物として適切に使用される場合、安全性に懸念がないと考えられ、1 日摂取許容量を特定する必要はない」と結論付けた。
ただしアナフィラキシー症状発生の危険性が否定できないため、アレルギー発生予防に努める必要があるとしている。