「ゼロ系」の需要増に対応、安定成長へ
トクホ・サプリ・菓子に加え、介護食にも活路
　消費者の健康・ダイエット志向の高まりや砂糖の価格高騰などを背景に、低カロリー・シュガーレスや抗糖尿に対応した機能性糖質・甘味料の需要が高まっている。
　特に天然由来の希少糖は世界市場に普及できる素材として、各国の企業や大学が研究開発にしのぎを削る。

　低カロリー・シュガーレス食品では、糖アルコールや高甘味度甘味料を利用するケースが増加。
　味質改善やコストダウンを図る上でも不可欠な甘味料素材として定着する。
　健康食品や一般食品のほか、今後、介護食分野での需要拡大も見込まれている。
　市場ではエリスリトール、スクラロース、還元パラチノース（イソマルト）、ネオテーム、L-アラビノース、ラフィノースなど数多くの素材が流通。
　天然由来の甘味料ではメープルシロップも流通量を伸ばしている。