「アルツハイマーの菌兼任しはVRF、高血圧、糖尿病」(河村院長)
日本製粉㈱(東京都渋谷区)は9月6 日、都内で「第2 回アマニセミナー~食に対する正しい理解と推進~」を開催した。
セミナーは、「認知症と生活習慣病の関わり」(昭和大学病院附属東病院院長・河村満氏)、「生活習慣病予防とオメガ3 脂肪酸との関わり」(日本製粉・中央研究所・福光聡氏)、「生活習慣病予防に大切な食事」(管理栄養士・小山浩子氏)、「オメガ3 を豊富に含むアマニとは」(日本製粉・経営企画部・有川由紀子氏)の4 部構成。
病院関係者、一般消費者、プレスを中心に、約120人が参加した。
冒頭、日本製粉の清都崇史常務は、「当社は、粉食文化のパイオニアとして、9月26日で創業117周年を迎える。今後も食を通じて健康をサポートしていきたい。アマニ商品は、一部では欠品が出るほど、順調に販売量を伸ばしている」と挨拶した。
セミナーでは、河村満氏が「アルツハイマー病は、インスリンがうまく働かなくなる糖尿病の一種ではないか」という報告が近年増えてきていることを紹介した。
認知症患者は、2020年には410万人、2025年には470万人になるというデータ(2012年8 月:厚労省発表)を元に、アルツハイマー病移行に影響する因子として、VRF(血管危険因子)、高血圧、糖尿病などをあげた。