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α-GPC

“成長ホルモン分泌”促進がキーワード
高機能性に特長 美肌の新アイテムに
 生体利用効率が良いなどの利点から、近年機能性素材として注目が高まっているリン脂質。リン脂質素材としては、脳機能対応の定番素材としてPS(ホスファチジルセリン)などが知られ、近年ではクリルオイルなどの有力リン脂質素材も登場している。
 2009年の食薬区分改正で食品に位置づけられたα-GPC(sn-グリセロ(3)ホスホコリン、以下GPC)もリン脂質素材のひとつ。生体内で、米国では必須栄養素とされている「コリン」などに変換され、さまざまな機能性を発揮する。中でも成長ホルモンの分泌促進機能が確認されていることから美容・アンチエイジング素材として、またアセチルコリンに変換されることから認知症等脳機能対応素材として期待されている。


 食品として利用が可能になり、飲料やサプリメントでの商品開発が進むが、「機能の説明が要る素材」との特長から医家向けルートや通販ルートでの商品が上市され始めた。
 欧米では“コリンの補給源”としてサプリメントや飲料製品で上市されているα-GPC。
 美容・アンチエイジング素材、ブレインフーズ素材、スポーツニュートリション素材として、今後市場拡大必至の有力素材と言えそうだ。

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