「品質・安全・機能性」キーに自主基準で運用
規制改革会議の答申を受けて、安倍晋三首相が声高らかに宣言した「健康食品の機能性表示解禁」。
健康食品の新たな機能性表示制度は2014年度中に運用が開始されるが、制度設計では機能性表示とともに、企業等の責任の下で品質と安全性をどう担保させるかも焦点の1つとなっている。
品質確保に関する業界の自主的な取り組みでは、日本健康・栄養食品協会のJHFAマークや全国ローヤルゼリー公正取引協議会の公正マーク、GMP認定マークなどの導入が進んでいる。
また安全性については、原材料における安全性自主点検認証の登録数が約150品目となり、原料・販売メーカー問わず活用する動きが広がっている。
北海道では6月「北海道食品機能性表示制度」の申請受付を開始し、今月中には認定マークの表示が許可された第1号が誕生する。