地の利生かした迅速対応が武器
全国に波及する行政情報やトレンド発信の中心である関東圏には、約70社の健康食品受託製造企業が事業を展開。
大消費地であるとともに、国策として健康産業の成長戦略が推進される中、国内企業の9割以上が事業所や窓口を置く都心部では、一般食品はもちろん、医療・介護関連やバイオ、農業、情報通信から物流関係にいたるまで、さまざまな異業種からの新規参入が加速している。
官公庁のお膝元、東京
関東圏は、厚生労働省や消費者庁など官公庁のお膝元であり、全国に波及する国策やトレンドの情報中心地だ。
行政では、健康食品を医療や介護、福祉とともに成長産業と位置付け、産学官連携を進める動きが活発で、行政・研究機関から発信される最新情報は、関東圏内にある約70社の健康食品受託製造企業にとって大きな武器となっている。
産業・経済の重要拠点、千葉
温暖な気候で平地・低地の多い千葉県は、関東地方の南東部に位置し、農水産業、商業、工業のバランスが取れた産業県だ。
日本の空の玄関である成田の新東京国際空港をはじめ、海の玄関である千葉港があり、国内の産業・経済の重要拠点でもある。
京浜工業地帯の中核、神奈川
関東地方南西部に位置する神奈川県は、貿易港として栄え、中華街があることも有名な横浜をはじめ、京浜工業地帯の中心である川崎、武家文化の残る古都鎌倉、温泉街である箱根や湯河原、リゾート地の湘南、米軍基地のある厚木など多彩な面を持つ。
内陸型工業の発達進む埼玉
関東中西部に位置する埼玉県では、食料品をはじめ、輸送機器や一般機械、化学などの内陸型工業の発達が進んでいる。