健康食品関連、機能性表示と安全確保で予算計上
2014年度予算の概算要求が出揃い、政府の成長戦略「日本再興戦略」の中で掲げられた「健康寿命の延伸」や「予防対策」を重点テーマに、関係省庁が予算を計上した。
消費者庁は「食品表示の充実」について、今年度予算6,200万円の2.5倍となる1億5,500万円を要求。
一般健康食品の機能性表示を可能とする仕組みの整備に向けた調査等に充てる。
厚生労働省は「健康長寿社会の実現」に向けて、「予防・健康管理の推進等」に214億円を計上。
健康長寿が延伸する社会の構築を目指し、薬局や薬剤師を活用した「健康情報拠点」の推進などに取り組む。
農水省は農林水産物・食品の高付加価値化等の推進に45億円を要求。
新規事業として、「医食農連携推進環境整備事業」と「介護食品普及推進事業」に取り組むほか、アレルゲンタンパク質を含まない農産物加工技術や薬用植物を効率的に栽培する生産システムの開発なども支援する。
経済産業省では「健康寿命延伸産業創出推進事業」に10億円を充てる。