食品表示の「規制改革」始動
必要な試験を明確に、今年度内に通知改正
消費者庁は先月30日、特定保健用食品の許可申請手続きを合理化・迅速化するための「工程表」を公表した。
許可までに3~4年を有するケース等が指摘される中、必要なヒト試験デザインを明確化した改正通知を今年度中に示す。
これによって企業の費用負担軽減や審査期間の短縮が図れるとしている。
「工程表」の公表は、6月閣議決定した「一般健康食品の機能性表示を可能とする仕組みの整備」の中で求められていたもの。
業界にとっての本丸である「機能性表示解禁」の前に、閣議決定に沿う形で、食品表示の「規制改革」に向け、まずはトクホについて具体的な方向性が示された。