インフル対策を機に伸長
感冒から歯周病予防まで用途多岐に
2009年、世界的に大流行した新型インフルエンザでは、日本国内も一時パニック状態に陥った。
以降、消費者の自己防衛意識が高まり、マスクや空気清浄機などの関連商材とともに、抗ウイルスの予防食品が注目されている。
またインフルエンザ以外にも、最近では、歯周病が心臓疾患に影響を与えることなどウイルスによる炎症が思わぬ大病を引き起こす危険性なども報告されている。
原料メーカー各社はエビデンスデータの拡充を進めており、健康関連の学会では、乳酸菌やフコイダンなどをはじめとした素材の抗ウイルスに関する研究成果が発表されている。
さらにサプリメントを用いたウイルス感染率の低下に関するデータも増えており、予防食としてのニーズに対応した商品が市場に登場している。