“大麦”“ホワイトソルガムきび”に注目
ライフスタイルの変化に対応 新規ユーザー・チャネル開拓進む
雑穀市場は300億円規模に拡大したものの、ここへきて急成長は一段落した。
各メーカーは炊飯用雑穀ブレンドタイプ製品に続く新たな用途開発を進めている。
雑穀スイーツなど一般加工食品の原料分野に供給を進めているほか、炊飯用でも単品・少量の使い切りタイプ、無菌パックタイプなどが投入され、単身者を中心とした新規ユーザー層を獲得してきた。
さらに酵素ブームで広がってきたスムージーへの採用、また穀類を独自に焙煎し抗酸化活性を高めた製品などが上市され、若年女性層をはじめとした幅広い層、幅広いチャネルに広がっている。
最終製品の販売チャネルは、バラエティショップなどのチャネルでの取扱いが増えてきたほか、学校給食などへのアプローチも進んでいる。大麦やホワイトソルガムきびは豊富なエビデンスを持つことから、今後の機能性表示もにらんで注目を集めている。