アジア進出本格化、コンサルとの連携重要に
中国、韓国、台湾の東アジアや、ベトナム、タイ、マレーシアなど東南アジア諸国連合(アセアン)にサプリメントや美容商材を輸出する動きが活発化している。
アジア各国における日本製品に対する信頼性は高く、一定の購買力を備えた中間・富裕層を中心にサプリメントの消費拡大が進んでいる。
ドラッグストア、スーパー、コンビニや大手商社、薬系卸などがアジア進出を加速させているほか、大手通販や原料・受託製造企業の進出も相次いでいる。
一方、輸出相手国側の規制強化により、検疫検査で合格せずに輸入港で足止めされ、現地での流通が滞るケースも。
このためここ数年、原材料・規格・配合の適合性、ラベル表示のチェック、関連法規のモニタリング、各種許可申請などをサポートするコンサル企業に対するニーズも高まっており、今後も進出リスクを最小に抑えるための役割が期待されている。