来年度の厚生労働科学研究
厚生労働省は3 日、6 月に閣議決定した日本再興戦略で示された「健康寿命の延伸」などを踏まえ、来年度の厚生労働科学研究費補助金の公募方針を明らかにした。
日本再興戦略に基づき「日本版NIH」を創設することになり、各省が計上している医療分野の研究開発関連予算は一元的に管理される。
このため医療分野の研究課題については現在調整中で、今回は医療分野以外の研究課題について先行して公募する方針。
厚生労働科学研究では例年健康食品関連の研究を推進。2012年度には、サルコペニア対策にアミノ酸が有効なことや、健康食品を利用するがん患者が年間20万円を支出していること、妊娠中の亜鉛サプリメント摂取に関する有用性などが報告されている。