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乳酸菌・乳酸菌生産物質

乳酸菌市場、次なるステップは「差別化」
“植物性”“美体質”“ナノ型”ほか、乳酸菌代謝物や酪酸菌にも脚光
 整腸や抗アレルギー等免疫訴求で拡大してきた乳酸菌サプリメント。
 『EC-12』や『ラクリス-S』、『FK-22』などの乳酸菌素材は一時の伸び率に対して鈍化が見られるものの、依然堅調に拡大している。
 また一昨年来、市場を賑わせている明治『R-1』ヨーグルトを筆頭とする機能性ヨーグルト。
 いずれも市場拡大のポイントは免疫賦活等の“機能性”だ。
 ここへきて、「ナノ型乳酸菌」「乳酸菌生産物質」、また酪酸菌など、新しい差別化原料の引き合いが高まっている。
 数年前に大ヒットした“植物性”乳酸菌にような差別化が、さらなる市場成長のカギになるとみられる。


 関連各社は、来年度に実施される新規機能性表示制度をにらみ、ヒト臨床などのエビデンス作りに力を入れている。
 米国ではヨーグルトなどの乳酸菌製品で、企業責任による「免疫力向上」等の表示も行われている。
 表示に必要なエビエンスのレベルなど、新制度の詳細は現時点で見えないものの、乳酸菌や関連素材での機能性表示の可能性に期待感も高まっている。
 今後はこうした機能性のエビデンスに加え、その独自性や物性面も含めた差別化等が新たな市場のキーポイントになっていきそうだ。

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