アイケアで伸長、抗ウイルスにも注目
カシスはブルーベリーに続くアイケアの有力素材として健食市場に投入されてから約10年経つ。
来年度に施行される新たな機能性表示も視野に、次の成長ステージに突入しつつある。
原料価格が安定している点や、豊富なバックデータなどを背景に、大手企業からの注目度も高い素材だ。
これまで明治の『カシス-i』シリーズ、わかさ生活の『カシスα』、ナチュラリープラスのカシスエキスを配合した『スーパー・ルテイン』などが投入され、安定市場を築いている。
機能性研究ではアイケアのほか、抗ウイルス・抗菌作用、血流改善作用、抗疲労などに関する研究成果が国内外で発表されており、原料サプライヤー側では美容、スポーツ、インフル対策を切り口とした商品提案にも力を入れている。