予防医学に着目した「漢方メッカ推進プロジェクト」始動
生薬の生産拡大から化粧品、健康食品など新産業創出へ
奈良県では、産業振興策として、地場にゆかりの深い“漢方”を活かし、生薬の生産拡大から、関連商品・サービスの創出を推進する『漢方メッカ推進プロジェクト』が始動。
高齢社会の到来を受け、増大する医療費抑制の観点から、予防医学の意義が再確認されつつある点に着目。
漢方や生薬製剤について、奈良時代にまで遡る文化的・歴史的厚みとともに、地場産業として配置薬業が発展してきた特徴を活かす取り組みがスタート。
県内の宇陀市では、健康産業との連携で、休耕田の有効活用や、次世代の人材育成を兼ね備えた企業誘致策に乗り出すなど新たな試みも見られる。