「エクオール」登場でサプリメント分野も活性化
健康面のほか、サスティナブルな食糧・環境の面からも注目される大豆。
特に健康面ではこの1、2年でさらに注目度が高まってきた。
大豆(大豆粉)を製パン・製菓・スイーツ等に応用した製品開発や、イソフラボン・レシチン・トコフェロール・PS・ビタミンK2、エクオールといった機能性成分を活用したサプリメントの開発などが活発に行われている。
日本の食文化に欠かせない大豆だが、近年摂取量は減少傾向にある。
「もっと大豆を摂ろう」が合言葉になりつつある。
大豆で健康 加工食品へ利用進む
大豆は日本人にとってなじみ深い食品だと言われるが、日本人の大豆摂取量は減少傾向にある。
第一次の「健康日本21」では、豆類(大豆およびその他の豆、加工品を含む)の1 日当たり平均摂取量を「100g以上/日」と設定した。
しかし最新の平成23年国民健康・栄養調査結果(昨年12月に発表)によると、大豆摂取量の平均値は50.3g/日で、目標の半分といったところ。
さらに年齢階級別にみると49歳以下の世代から1日平均50gも割り込み、若年層になるほど大豆摂取量が減少していることが分かっている。