機能性表示視野に、ヒト試験の需要拡大へ
脳、関節、肝、運動機能など評価系が人気
食品の受託試験の需要が今秋以降、トクホ、健康食品ともに増加しており、受託試験各社では
試験依頼への対応に追われている。食品の新たな機能性表示制度の具現化に向けた取り組みや
トクホコーラの大ヒットなどがメーカーサイドの開発投資意欲に拍車をかける要因となっている。
米国の栄養補助食品・健康教育法(DSHEA)を参考にした食品の新たな機能性表示にエントリーする
上で不可欠となるのが、ヒト試験による論文。このため、国内の原料メーカーや販売メーカー各社では、
米国で認められている「目の健康維持」、「脳の健康サポート」、「関節の健康維持」などの
構造機能表示を参考に、ヒト試験でエビデンスを取得する動きを加速させている。