厚生労働省は先月14日、2011年度の「国民医療費」が前年度比3.1%増となる38兆5,850億円で過去最高になったことを発表した。
伸び率は前年の3.9%からやや縮小したものの、医療費の拡大に歯止めがかかっていない。
また1 人当たり医療費が初めて30万円を突破した。
国民医療費は、保険診療の対象となる傷病治療の費用。
先進医療や、健康の維持・増進を目的とした健康診断・予防接種などは含まない。
11年度の国民医療費は前年度の37兆4,202億円から1 兆1,648億円増えて38兆5,850億円。
1 人当たり医療費は30万1,900円で、初めて30万円台を突破した。
また、GDP(国内総生産)に対する比率は前年度の7.79%から8.15%に拡大した。