「インナービューティー切り口に提案活発化」
化粧品・健食各社、美容サプリ拡充へ
購買意欲の高い60~70代女性にも照準
コラーゲン、プラセンタ、ヒアルロン酸、セラミド、酵素などの美容・美肌素材を用いた「インタービューティー」を切り口とするサプリメントやドリンクの投入が相次いでいる。
化粧品メーカー各社は美容・美肌サプリメントのラインアップ拡充を進めるほか、機能性素材を化粧品に配合し、内外美容を訴求する動きも活発化している。
主要な購買層は30~70代で、50代以降の女性の購買意欲が高いのが特徴。
各社では今後、人口増加が見込まれる60~70代女性をターゲットに、提案を強化する動きも活発化させている。
内外美容市場は今年も商品投入が活発で、化粧品メーカーで美容サプリのラインアップを拡充する動きが目立った。
市場拡大の背景には、女性の就業率の上昇、アクティブシニア層の人口増加、「美と健康」に対するニーズの高まりなどが挙げられる。
外面はスキンケア、ヘアケア、メイク・ヘアメイク、エステ・マッサージ、運動、ダイエット、紫外線対策、睡眠・入浴などでケアし、内面は食事やサプリメントなどでケアするという考え方がここ数年で急速に広まった。