「健康茶」560億円(4%増)、3年連続成長
ゴボウ、ショウガ、ナタマメ、プアールなど人気に
健康茶市場は前年比4%増の560億円となり、3年連続で成長した。
美容・ダイエット商材の需要が高まり、ショウガ、ゴボウ、ナタマメ、ハブ、黒大豆、杜仲、桑の葉、プアール、高麗人参、ギムネマ、サラシア、タマネギ、カモミール、キャンドルブッシュなどが売り上げを伸ばした。
また会社勤めの女性、妊婦、子育て世代など20~30代女性の新規開拓も進み、ノンカフェインのデカフェ茶、ハーブティー、タンポポ茶、ルイボスティーなどが好調に推移した。
流通チャネル別では、ドラッグストア、量販店、生協などの店販と通販ルートが市場を牽引。
エステルートではハーブティーの採用が増え、物販商材の主力アイテムとして定着しつつある。
健康茶の定義を「野草や穀類、キノコ類、海藻類などを煎じて飲む茶」とし、リキッド飲料を除外して市場規模を集計したところ、前年比4 %増の560億円(小売ベース)となった。
総務省の家計調査(2 世帯以上)によると、茶類の1 ~ 9 月の支出金額は前年同期比で1.1%増の微増
で推移しており、その中で健康茶の善戦が光った。