健康産業新聞が健康食品受託企業を対象に行った調査で、2013年は「ダイエット」関連の受注が大幅に増えたことがわかった。
素材別受注ランキングでは、昨年4位だった「酵素」が2位にランクアップした。
増収は回答企業の7割に迫り、中小企業の健闘がうかがえる。一方、食品の新たな機能性表示制度については、「期待する」との声は半数どまり。制度が具体化されておらず、影響をはかりかねている企業が4割に上っている。
調査は全国の健康食品受託企業約200社を対象に実施、75社から有効回答を得た。
回答のコア層は売上高20億円未満の企業で、約7割を占める。100億円以上の企業は5社。
その結果、増収企業は全体の7割で、減収企業は2割弱だった。
受注が伸びているカテゴリーを選択方式の複数回答で聞いたところ、トップは昨年に続き「美容・美肌」で41票。
昨年19票で3 位だった「ダイエット」が30票を獲得して2 位に浮上した。
人気受注素材ランキングでも、ダイエット用途での商品化が目立つ「酵素」が18票を獲得して「青汁」に並び、「コラーゲン」の26票に次いで2 位に。
2013年はダイエット健康食品の需要が旺盛だった様子が浮かび上がった。
前回2 位だった「ロコモ対策」は3 位になったが、得票数は23票から27票に増加。「美容・美肌」「ダイエット」「ロコモ対策」が商品開発の“御三家”として定着している。
【受注件数が伸びている商品カテゴリー TOP10 *複数回答】
1位:美容・美肌(41ポイント)
2位:ダイエット(30ポイント)
3位:関節・骨・筋力サポート(ロコモ対策)(27ポイント)
4位:滋養強壮・強精強壮(15ポイント)
4位:エイジングケア(15ポイント)
6位:疲労回復(12ポイント)
7位:免疫力増強(11ポイント)
7位:栄養成分補給(11ポイント)
9位:メタボ対策(10ポイント)
9位:スポーツニュートリション(10ポイント)
10位:アイケア(9ポイント)